ひとりで悩まず 伝えてほしい
「生きづらさ」を感じ、何らかの困りごとや不安を抱え、安心した気持ちで日常生活を送れていない・・
困りごと相談することに、「自分で解決できるかもしれない・・」「相談したら逆に責められるのでは・・」と、相談をためらい、自分一人で解決しようと悩みを抱え込んでしまう場合も少なくありません。
誰かに悩みを話すことで、気持ちが軽くなるだけでなく、自分では知らなかった問題点や解決方法が見えてくることもあります。
「生きづらさ」を感じ、安心した気持ちで日常生活を送れていない時、身近な人や相談機関などにつらいと思うことを話してみませんか?
「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けて
自殺対策基本法では、自殺は誰にでも起こり得る危機であり、その多くが防ぐことが出来る社会的な問題として、「生きることの包括的な支援」として自殺対策に取り組み、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指しています。
困ったときに、誰かに相談し助けを求めることを「援助希求」と言います。
援助希求しやすい環境づくりが自殺対策の推進につながるため、様々な機関や施策との連携を図りながら、援助希求を肯定的にとらえるメッセージを発信し続けます。
9月は「自殺予防週間」、3月は「自殺対策強化月間」です
○ 9月10日から9月16日は、自殺予防週間です
例年9月10日から16日までを「自殺予防週間」として、市有施設や市内商業施設等にご協力いただき、啓発ポスターの掲示や啓発チラシの設置を行っています。
また、自殺や精神疾患についての正しい知識の普及と偏見をなくすための講演会等を開催しています。とともに、身近な人の変化に気づき・声をかけ・話を聴き・相談につなぐこれらに対する市有施設や市内商業施設等にご協力いただき、啓発ポスターの掲示や啓発チラシの設置を行っています。
○ 3月は、自殺対策強化月間です
例年3月を「自殺対策強化月間」と定め、国、県、市町村、関係機関・団体が連携し、自殺予防のための取組を行います。「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業や啓発活動、身近な人の変化に気づくゲートキーパーについての講座※などを実施します。
厚生労働省「まもろうよ こころ」(外部サイト)
自殺について知ってほしいこと
自殺は、精神的な問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因が複雑に関係し心理的に追い込まれた末の死といわれています。
自殺は、防ぐことができる
自殺は社会の努力で避けることのできる死であるというのが、世界の共通認識となっています。
自殺をとりまく現状
全国の自殺者数は、未だ2万人を超えています。
これは、年間の交通事故死の5倍以上となります。
かけがえのない多くの命が日々、自殺に追い込まれている現状があります。
2020年自殺死亡率(人口10万人対)は2019年と比べると全国・県・市全て増加しています。
2020年全国の自殺死亡率は16.7%、二本松市の自殺死亡率は16.8%となっており、決して少ないものではありません。
*自殺死亡率…人口10万人に対する自殺者数の割合
厚生労働省人口動態統計より
相談窓口があります
こころの不調を感じる方や、身近な人を専門的な相談へつなげたい場合は、こころの相談窓口に相談してください。
- 「こころの相談窓口・こころの健康相談」(内部リンク)
生きるのがしんどいあなたへ 「かくれてしまえばいいのです」
「かくれてしまえばいいのです」は生きるのがしんどいと感じた時にかくれられるWeb空間です。
匿名・無料で24時間いつでも利用可能で、しんどい気持ちを抱えながら安心して過ごすことができます。
↓ここから入れます↓
https://kakurega.lifelink.or.jp/
家族や周囲の人が悩んでいたら、声をかけてみてください
自殺予防のための4つのキーワード
- 「気づき」… “おや?”と思ったらひと声かけてみましょう
- 「聴く」… 大切なのは話を聴くことです
- 「つなぎ」… 専門家につなぐことも大切です
- 「見守り」… お互いに支え、見守っていきましょう
※『ゲートキーパー』という言葉を聞いたことはありますか?
自殺をしようとしている人のサインにいち早く気づいて、適切な対応ができる人のことを言います。
誰もが心がけ次第でゲートキーパーの役割を担うことが出来ます。
厚生労働省「ゲートキーパー」(外部サイト)
きづいて、知って、つながるいのち
「死にたい」と考えている人は、
やる気が出ない・・
食欲がない・・など
こころとからだに何らかの変化を示していることが多いです。
地域のなかで きづいて、知って
- 近くにいる人が、”いつもと様子がちがうな・・” と感じたら、「調子はどう?」と声をかけてみましょう。
- 近くにいる人の、不安やつらさを感じたら、「なにが心配?」と声をかけてみましょう。
- 近くにいる人が、つらい気持ちを話してくれたら、「~な気持ちだったんだね。」とその人の気持ちをきいてみましょう。
つなぐ、見まもる
- 相談できる場所があります。うつ状態や「死にたい」思いがある時は、相談機関へつなぎ、見守りましょう。