本日、市議会臨時会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠に恐縮に存じます。
今臨時会は、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」に係る国の第1次補正予算に伴い、特別定額給付金給付事業など新型コロナウイルス感染症対策関連事業に要する予算等についてご審議賜りたく、地方自治法第101条第7項ただし書きの規定に基づき、招集させていただいたものであります。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、「命」を守り、「感染防止」・「生活支援」・「緊急経済対策」を3本柱とし、積極的に取り組んで参りたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、今臨時会にご提案申し上げました議案につきまして、その概要を申し上げます。
はじめに、議案第50号専決処分の承認を求めることについては、福島県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部改正に伴う、市後期高齢者医療に関する条例の一部改正であります。
その内容は、市において行う事務に、新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に対し支給される傷病手当金に係る申請書の受付事務を追加するため、所要の改正を行ったものであります。県広域連合条例の施行後ただちに改正条例を施行する必要があったため、4月27日付で専決処分を行ったものであります。ご理解を賜りたいと存じます。
次に、補正予算について申し上げます。
議案第51号令和2年度一般会計補正予算については、冒頭申し上げましたとおり、特別定額給付金給付事業ほか新型コロナウイルス感染症対策に関連する経費を措置するもので、現計予算の総額に歳入歳出それぞれ5,606,400千円を追加して、予算総額を40,217,330千円とするものであります。
歳出の主なものを款別に申し上げますと、
総務費で
- 特別定額給付金給付事業費の増 5,453,300千円
民生費で
- 子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費の増 63,100千円
保健衛生費で
- 感染症予防事業費の増 7,220千円
商工費で
- 新型コロナウイルス感染症対策経営支援金の増 80,500千円
などであります。
また、歳入においては、歳出に関連する特定財源を精査のうえ計上し、なお不足する財源については財政調整基金からの繰入れにより措置いたしました。
なお、総務費において予算計上しております、特別定額給付金給付事業につきましては、令和2年4月27日を基準日とし、基準日時点で二本松市に住民登録のあった市民一人あたりに10万円を給付するものでありますが、準備事務を速やかに行い、5月8日に申請書を発送し、5月15日を目標に給付を開始したいと考えております。
以上が提案申し上げました議案の概要であります。
よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。