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令和2年第10回二本松市議会(12月)定例会

市議会12月定例会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

定例会でありますので、提出事件の説明を申し上げます前に、現在までの主な事務事業の執行状況等につきまして、ご報告を申し上げます。

第66回「二本松の菊人形」につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により今年度は開催を見送り、「霞ヶ城公園菊花展」として10月10日から11月15日までの37日間を会期に、規模を縮小し入場無料で開催いたしました。昨年のような台風の影響も受けず概ね天候にも恵まれ、多くの皆さまに観賞していただけたと思っております。入場者は、43,388人でありましたが、歴史舞台である二本松城跡、霞ヶ城公園の自然の豊かさと菊の美しさは、来場された皆さまから大きな称賛をいただくことができました。関係各位並びに市民の皆さまのご協力とご支援に対しまして、厚く御礼を申し上げます。

次に、農作物の状況でありますが、今年の天候は、6月上旬から曇りや雨の日が多く梅雨時期が長かったうえ、9月の長雨による日照不足により、園芸作物において草勢低下や品質低下の影響を受けました。

水稲においては、農林水産省が公表している10月15日現在の福島県中通りの作況指数は102で「やや良」でありますが、9月中旬からの降雨に伴い倒伏面積が平年より多くなりました。

また、JAふくしま未来が実施している米の農産物検査における一等米の比率は、二本松地域が約96%、安達地域が約88%、岩代地域が約85%、東和地域が約96%となっております。

野菜については、初夏の天候不順の影響はありましたが、梅雨明け後の天候回復により、台風被害を受けた前年に比べほとんどの作物において収量を上回り、販売金額でも約15%程度の増となりました。

果樹においては、ナシ黒星病の発生が多くみられ収量は前年を大きく下回りましたが、販売金額は前年並みとなりました。りんごについては、平年に比べ小玉傾向ではありますが、収量、販売金額とも平年並みの見込みとなっております。

なお、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、牛肉の需要が低迷し和牛子牛価格が5月販売分で前年比約2割の安値となり、依然落ち込みが続いている状況であります。

次に、原子力発電所事故に関連する健康管理対策の進捗状況について申し上げます。

ホールボディカウンターによる内部被ばく線量調査につきましては、8巡目の案内を実施しており、4月から10月末までに335人の受診がありました。このうち、5.1%にあたる17人に検出下限値以上の測定値が見られましたが、幸いにして問題のある事案はありませんでした。

また、ガラスバッチによる外部被ばく線量調査につきましては、本年度も子供を含む20歳までの方と妊婦全員のほか、測定を希望する21歳以上の市民に個人積算線量計を配付し、5月16日から7月15日までの2カ月間測定いたしました。

なお、年間換算追加被ばく線量については、現在分析作業中であります。

以上申し上げましたほか、現在までに発注いたしました主な土木建設等事業の進捗状況は別紙(1)のとおりであり、11月30日までの各部における主要な業務行事等の実施状況は、別紙(2)のとおりであります。

 

それでは、今期定例会に提案申し上げました議案について、その概要を申し上げます。

今期定例会に提案いたしました議案は、29件であります。

はじめに、議案第117号二本松市総合計画の策定については、地方自治法第96条第2項の規定による二本松市議会の議決すべき事件を定める条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

議案第118号二本松・東北達地方新市建設計画の変更については、市町村の合併の特例に関する法律第6条第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

議案第119号福島県市民交通災害共済組合規約の変更については、地方自治法の改正に伴い監査委員に関する規定を改めるとともに、監査専門委員を置くことができる規定を定めるものであり、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

議案第120号新型コロナウイルス感染症対策資金融資利子補給補助金基金条例の制定については、市内中小企業者が借り入れた新型コロナウイルス感染症対策資金の融資に係る利子補給補助金の財源に充てるための基金の設置に関し、必要な事項を定めるものであります。

議案第121号市税特別措置条例の一部改正については、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第二十五条の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、引用する省令名を改めるものであります。

議案第122号国民健康保険税条例の一部改正については、地方税法施行令の一部改正に伴い、軽減判定基準額の見直しを行う等所要の改正を行うものであります。

議案第123号自転車等駐車場条例の一部改正については、杉田駅周辺整備事業に伴い、既存自転車等駐車場の名称を変更するとともに、新設する自転車等駐車場の供用を開始するため、所要の改正を行うものであります。

議案第124号生きがいデイサービスセンター条例の一部改正については、安達生きがいデイサービスセンターを二本松生きがいデイサービスセンターに統合するため、所要の改正を行うものであります。

議案第125号二本松処理区下水道事業受益者負担に関する条例等の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、特例基準割合の名称を改めるものであります。

議案第126号から議案第133号までの8件については、学童保育所の指定管理者の指定についてであります。二本松南、塩沢、岳下、安達太良、杉田、石井および大平の各学童保育所の現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「社会福祉法人二本松市社会福祉協議会」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

また、原瀬学童保育所については、新たに「社会福祉法人二本松市社会福祉協議会」を指定管理者として指定するものであります。

議案第134号杉田子ども館の指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「社会福祉法人二本松市社会福祉協議会」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第135号から議案第137号までの3件については、老人デイサービスセンターの指定管理者の指定についてであります。二本松、安達および岩代の各老人デイサービスセンターの現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「社会福祉法人二本松市社会福祉協議会」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第138号および議案第139号の2件については、生きがいデイサービスセンターの指定管理者の指定についてであります。二本松および岩代の各生きがいデイサービスセンターの現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「社会福祉法人二本松市社会福祉協議会」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第140号道の駅さくらの郷の指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、現在指定管理者に指定している「企業組合さくらの郷」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第141号ウッディハウスとうわの指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、現在指定管理者に指定している「株式会社ウッディ振興社」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

 

次に、補正予算の説明を申し上げます。

まず、議案第142号令和2年度一般会計補正予算についてでありますが、今回の予算補正につきましては、新型コロナウイルス感染症対策経費、令和元年台風第19号に係る災害復旧経費および国・県補助事業の関連並びに執行経過による変更および整理に係る予算補正について措置するものであります。

歳出の主なものを款別に申し上げますと、

民生費で

  • 障害者訓練等給付費の増 25,718千円
  • 国民健康保険基盤安定繰出金の増 7,383千円

農林水産業費で

  • 水田農業改革支援事業費の増 3,697千円
  • 畑作生産振興事業費の増 16,790千円
  • 有害鳥獣被害対策事業費の増 14,971千円

商工費で

  • 新型コロナウイルス感染症対策資金融資信用保証料補助の増 18,454千円
  • 創業支援空き店舗等活用事業補助の増 7,320千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策資金融資利子補給補助金基金積立金に 208,772千円

災害復旧費で

  • 農業用施設単独災害復旧事業費の増 14,000千円

などであります。

 

また、歳入については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金など歳出に関連する特定財源をそれぞれ精査のうえ計上いたしました。

以上の結果、歳入における補正合計額は153,461千円で、歳出における必要財源の合計額が244,828千円となりましたので、差引不
足額91,367千円は予備費を減額し措置いたしました。

予算第2条繰越明許費は、社会資本整備総合交付金事業ほか5件の事業について予算を翌年度に繰越して執行するものであります。

予算第3条債務負担行為の補正は、総合健(検)診運営業務ほか6件の追加であり、予算第4条地方債の補正は、合併特例債ほか3件について借入限度額を変更するものであります。

議案第143号令和2年度国民健康保険特別会計補正予算については、事業勘定において、国民健康保険基盤安定繰入金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更を行うとともに、予備費を増額するものであります。

議案第144号令和2年度後期高齢者医療特別会計補正予算については、歳出において後期高齢者医療事務システム改修委託料を措置するとともに、歳入では、その財源となる一般会計からの事務費繰入金を増額するものであります。

議案第145号令和2年度介護保険特別会計補正予算については、歳出において介護報酬改定等に伴う介護保険システム改修委託料および介護保険利用者負担額軽減支援事業費等を措置し、歳入では、それらの財源となる国庫補助金および一般会計からの繰入金などの増額等を行うとともに、保険者機能強化推進交付金および介護保険保険者努力支援交付金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更を行い、予備費を増額するものであります。

 

以上が、提案申し上げました議案の概要であります。

なお、会期中に教育委員会教育長および委員の任命並びに固定資産評価審査委員会委員の選任に係る人事案件を追加提案申し上げる予定でありますので、あらかじめお含み置きを賜りたいと存じます。

よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。

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  • 【更新日】2020年12月1日
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