本日、市議会臨時会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠に恐縮に存じます。

　まず、1月1日に発生しました能登半島地震により、犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。本市といたしましても、被災地域の皆様の安全と一日も早い復旧・復興に向けて、国県と連携を図りながら支援に努めて参りたいと考えております。

それでは、今臨時会にご提案申し上げました議案について、その概要を申し上げます。

はじめに、議案第1号手数料条例の一部改正については、戸籍法の一部を改正する法律及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令等の施行に伴い、本籍地以外での戸籍謄本等の交付について加えることなど、所要の改正を行うものであります。

議案第2号工事委託施行協定の締結については、茶園・市海道1号線外5路線無電柱化推進事業の施行に伴う電線共同溝工事等包括委託について、東北電力ネットワーク株式会社及び株式会社ユアテックと工事委託施行協定を締結したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

議案第3号工事請負契約の変更については、令和5年6月20日に議会の議決を経て契約を締結した旧下川崎小学校・旧下川崎幼稚園解体工事について、工事内容の変更に伴い、議案書に記載のとおり、令和6年1月11日に工事請負変更の仮契約を締結しましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

次に、補正予算の説明を申し上げます。

議案第4号令和5年度一般会計補正予算については、国の総合経済対策に基づく物価高騰対策をはじめ、緊急に措置すべき予算について計上するものであり、現計予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3，278万円を追加して、予算総額を327億2，502万7千円とするものであります。

歳出の主なものを款別に申し上げますと、

民生費で

• 住民税非課税世帯を対象とした電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金支給世帯に対するこども加算の支給に係る
  事業費の増に　
  23，000千円
• 住民税均等割のみ課税世帯に対する支援給付金給付事業に
  126，100千円

農林水産業費で

• 用水路の崩落に伴う用排水路補修事業費の増に
  28，022千円

商工費で

• 生活者支援及び地域活力回復のためプレミアム付商品券発行事業等の各種事業に取り組む商工団体等に対する事業補助金の増に
  12，326千円
• エネルギー価格高騰対策としてＬＥＤ照明設備を導入する中小企業等に対する事業補助金等の増に　　　　　
  18，000千円
• 旅行需要の喚起を図るため市内周遊観光事業等に取り組む交通事業者等に対する事業補助金の増に　　　　　　
  3，582千円
• インバウンド観光誘客に向けた受入れ体制の整備を行う観光事業者等に対する事業補助金の増に　　　　　　　
  3，000千円

などであります。

また、歳入においては、歳出に関連する特定財源を精査のうえ計上するとともに、不足する財源については予備費を減額して措置するとといたしました。

予算第2条繰越明許費の補正は、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業ほか8件を追加し、予算を翌年度に繰越して
執行するものであります。

予算第3条地方債の補正は、緊急自然災害防止対策事業の限度額の変更であります。

以上が提案申し上げました議案の概要であります。

　よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。