メッセージの内容
はじめに、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを顧みず、市民の命を守るため、昼夜を問わず医療現場の最前線で懸命にご対応いただいている医師や看護師、病院スタッフの皆さん、介護現場の最前線で高齢者等のケアに従事する福祉施設等のスタッフの皆さん、そして、感染症対策のPCR検査や疫学調査に携わる保健所や臨床検査技師の方々などに、深く敬意と感謝の意を表します。
新型コロナウイルス感染症は全国的に感染拡大が止まらない状況となっており、政府は首都圏のほか、関西圏、東海圏などにも範囲を拡大し1都2府8県に緊急事態宣言を発しました。
福島県は、県内の感染状況について、感染ステージを判断する6つの指標のうち、「ステージ3(スリー)・感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階」に悪化したと判断し、特別措置法に基づき、2月7日まで全県民に対して外出自粛などの要請を行いました。
二本松市においても市民の皆さんをはじめ、各事業所や店舗経営のみなさんとともに全市を上げて感染対策に取り組んでおりますが、市内において感染が発生しており、今がまさに正念場であり、何としてもここで感染拡大を食い止め、抑制しなくてはなりません。
改めまして、私から市民の皆さんに、次の3つのご協力をお願いいたします。
1つ。県内における不要不急の外出を自粛してください。特に午後8時以降の外出自粛の徹底をお願いいたします。
2つ。緊急事態宣言対象地域を始めとする感染拡大地域との不要不急の往来を自粛してください。
3つ。会話をする際は、必ずマスクを着用するなど、「新しい生活様式」を徹底するとともに、日常生活において、感染リスクが高まる「5つの場面」
- 飲酒を伴う懇親会等
- 大人数や長時間におよぶ飲食
- マスクなしでの会話
- 狭い空間での共同生活
- 居場所の切り替わり
を十分意識して、慎重に行動するなど、感染拡大防止に向け、より一層の取り組みをお願いいたします。
さらに、今般、福島県から特別措置法に基づき県内全域を対象に、接待を伴う飲食店及び酒類を提供する飲食店に対し、2月7日までは午後8時までの営業時間短縮の協力要請がなされました。
事業者の皆さんにおかれましては、新年を迎え、新たな気持ちで商いを始められたばかりの中、大変心苦しいところではありますが、感染防止対策の徹底を図るため、早期に福島県の要請に応じられ、ご協力いただきますよう、私からもお願い申し上げます。
市民の皆さん、事業者の皆さんには、大変なご不便、ご労苦をお掛けいたしますが、二本松市も福島県と協調して、命と健康を守り、医療崩壊を防ぐため、新型コロナウイルスに立ち向かいます。
皆さん、この危機的局面を一緒になって乗り切っていきましょう。
皆さんのご協力を心からお願いいたします。
令和3年1月14日 二本松市長
福島県緊急対策についてのお願い [PDF形式/745.53KB]