福島県感染拡大警報強化版 (BA.5対策強化宣言) (サイト内リンク)
市民の皆様へ 市長からのお願い
はじめに、急速な感染拡大が続く中、市民の皆さんの命と健康を守るため、感染症対策や医療の現場で一生懸命御努力され続けている医療関係者の皆さんに、心から敬意と感謝の意を表します。
また、感染拡大防止のため、長期にわたり、様々な御協力をいただいている、市民の皆さん、事業者の皆さんに心から御礼を申し上げます。
さて、新型コロナウイルスについてでありますが、全国では、1日当たりの新規陽性者数が、前の週の同じ曜日を下回る日が続くなど減少傾向にあるものの、引き続き高い水準で推移しています。
市内においては、新規陽性者数が前の週の同じ曜日を上回る日がここ数日続いており、第6波のピーク時と比べてみても、大幅に高い水準にあります。
また、福島県が行っている直近のゲノム解析の結果では、オミクロン株BA.5系統の割合が99%となっており、ほぼ全てが感染力の強い株に置き換わっています。
現在、新規陽性者数の大幅な増加や医療従事者等の感染によるスタッフの減少などにより、医療提供体制が危機的状況にあることから、福島県が「福島県医療非常事態宣言」と、「BA.5対策強化宣言」を兼ねた「福島県感染拡大警報強化版」を発出しています。
市民の皆様におかれては、医療機関を受診する際は、緊急を要する場合を除き、平日の診療時間内に受診いただくとともに、重症化リスクが低く軽症の方は、新たに福島県が設置した「福島県陽性者登録センター」を利用するなど、引き続き、地域医療への負荷を減らすための御協力をお願いします。
また、感染者数が高止まりの状況にあることから、改めて市民の皆様お一人お一人が、感染対策を徹底していただくことが重要です。
このため、特に次の2点について御協力をお願いします。
一つ目は、学校等における感染対策です。
学校等においてクラスターを発生させないよう、発熱や咳等の症状が少しでもある場合には、登校や登園を控えていただくとともに、御家族に症状がある場合にも、登校や登園について学校等に御相談いただくようお願いします。
残念ながら、ごく最近の事例ですが、熱が出たので抗原検査をやった。陰性だったので、そのまま出勤し働いた。熱が続いたので、次の日も検査をしたら陽性となっております。また、親御さんに症状があり、病院でPCR検査をしているにもかかわらず、お子さんを保育所に預けた。この方もやはり、検査結果は陽性となっております。
「症状が出た方は、仕事や学校などをお休みしてください」というのが守られなくなっているのではないでしょうか。
学校なども始まっておりますので、症状が出た場合には、たとえ軽くても、しっかりとお休みを取っていただければと思います。
マスク着用が推奨されていない園児等の場合は、御家族に少しでも症状があれば、本人の症状の有無に関わらず、登園を控えるようにしてください。
また、学習活動や部活動などを行う際には、マスクの正しい着用、人と人との距離の確保、十分な換気など、感染対策の徹底をお願いします。
二つ目は、事業所における感染対策です。
事業所でクラスターが発生すると事業活動に大きな支障が出てしまいます。
そのため、「感染防止と社会経済活動の両立」に向けて、しっかりと感染対策をとっていただくよう、改めてお願いします。
まず、手指消毒やマスクの正しい着用、十分な換気等の基本的対策が重要です。
さらに、在宅勤務など、人と人との接触を減らす取組も効果的です。
職場内に感染を拡げないよう、従業員等の日々の健康管理を徹底するとともに、休みやすい環境づくりをお願いします。
また、医療機関等への負担を増やさないため、感染者・濃厚接触者となった従業員の休暇取得や勤務の再開に当たり、証明書の提出を求めないよう御協力をお願いします。
市内では、新規陽性者数がいまだ高い水準にあるなど、感染拡大が継続しており、医療提供体制を維持することが困難な状況が続いています。
こうした中、市民の皆様の命と健康を守るため、感染症対策や医療の現場で献身的に御努力を続けている医療関係者の皆様に、心から敬意と感謝の意を表します。
この感染拡大を一日も早く抑え込むためには、学校や事業所も含めた様々な場面で、市民の皆様お一人お一人が強い危機意識を持って「感染拡大警報強化版」の9つの対策に取り組んでいただくことが重要です。
地域医療を守ることは、御自身大切な方の命と健康を守ることにつながります。引き続き、市民の皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
令和4年9月2日 二本松市長
福島県陽性者登録センター (サイト内リンク)