メッセージの内容
二本松市長からのお願い
はじめに、医師や看護師、病院スタッフの皆様、保健所や臨床検査技師の方々、介護施設で介護に従事されている方々、この第6波という大波の中、自らもコロナ感染のリスクを抱えながら、新型コロナウイルス感染症との戦いの最前線で懸命にご尽力されるすべての皆様に、深く感謝申し上げます。
また、感染拡大を防止するために、基本的な感染対策をはじめとして、様々なご努力、ご協力を頂いている市民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、福島県内でも連日大変多くの感染者が確認され、二本松市内においても、これまでを大きく上回る感染者数が確認される事態となっております。
このような中で、福島県はまん延防止等重点措置、福島県独自の非常事態宣言は、3月6日をもって解除されましたが、3月7日からの新たな感染拡大防止重点対策について発表しました。
二本松市においても、3月7日に二本松市新型コロナウイルス感染症対策本部を開催し、今後の対応について協議いたしました。
私は、市長として、市民の生命と健康を守るためには、現状において、感染対策を緩めるべきではないと判断しております。
先ほども述べましたが、現在、二本松市は連日、多数の陽性者が判明しております。特に小さいお子さんの感染を起点に、家族内感染がおこり、一家全員が陽性者となるケースが多くなっています。
市内のあちこちで陽性者の塊ができてしまっていることが、連日の多数の陽性者の理由と考えています。
こうした市内の状況を踏まえ、3月7日から18日までの間実施される福島県の独自の対策「オールふくしま感染対策総点検キャンペーン」による感染対策の強化に取り組むことが大変重要であります。
一つ目は、子どもや高齢者の施設において、感染対策の一斉点検をお願いするものです。期間中、これまで取り組まれてきた感染対策を、改めて点検していただき、対策の緩みがないか、気になるところはないか、総点検をお願いします。
二つ目は、小さなお子さんも、毎日の感染対策が習慣となるよう、ご家族の皆さんで、日頃の感染対策を改めてチェックしていただく取組です。
二本松市のウェブサイトで、福島県で作成した、家庭用、幼児用、小学生用の各チェックリストがダウンロードできますので、是非活用してください。
また、今後の行動制限の緩和により、再び会食や人の移動等を起因とした感染が懸念されますので、今月末までは福島県で実施する「感染拡大防止重点対策」の実践をお願いします。
この対策のポイントは、
- 「子どもを感染から守る」
- 「高齢者に感染を広げない」
- 「移動・会食に関するリスク回避」
の3点です。
まずは、子どもたちを感染から守るため、保護者のみなさまは、検温を始めとした体調管理をお願いします。そして、各学校や幼稚園など、子どもに関わる全ての施設で、活動中だけでなく、登下校、放課後なども含め、基本的な感染防止対策がしっかりとできるよう、お子様への指導のご協力をお願いします。
次に、高齢者に感染を広げないためには、高齢者の方々自らが、感染リスクの高い行動を控えていただくとともに、そのご家族は、家庭内感染につながらないよう、家庭内でも感染対策の取組をお願いします。
加えて、高齢者施設管理者の方は、施設内での感染を防ぐため、職員の皆さんの体調管理など、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いします。
最後に、移動・会食におけるリスク回避のため、感染拡大地域との不要不急の往来は控えてください。また、同一グループ、同一テーブルでの会食は、4人以内でお願いします。
また、基本的な感染対策も、今まで通り続けてください。こまめに手を洗い、換気をし、必要に応じてマスクの着用をするとともに、体調の変化に気を付けて、少しでも異常を感じたら、外出せずにかかりつけ医や福島県受診相談センターに電話で相談をお願いします。
このような感染拡大防止のための基本対策は、感染力が非常に強いオミクロン株に対しても、非常に有効な取組であることに変わりはありません。
市民の皆さま、また事業者の皆さまには度重なるご苦労をおかけしますが、何としてもここで感染拡大を抑制するため、改めてご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症から自分を守ること、そして自分の大切な人を守る、一人ひとりの行動が、社会を守り、こどもたちが安心して学校などに行ける生活、つまりは、私たちの生活を守ることにつながります。
どうかよろしくお願いいたします。
令和4年3月8日 二本松市長