種別
工芸品(市指定)
指定年月日
昭和53年5月1日
所在地
二本松市字反町20
所有者(管理団体)
塩松神社
概要
小浜字反町の塩松神社に保存されている神輿と、四方向の神獣を表した青龍(東)・白虎(西)・朱雀(南)・玄武(北)の四神像である。神輿の来歴については、天明6年(1786)10月郡代中・郡奉公中に提出した「御神輿渡御願」、同7(1787)年6月「正一位慈現大明神御神輿寄進帳」の古文書があり、同9年(寛政元年・1789)に神輿渡御が始められた記録を合わせ考えると、同8年(1788)に製作購入したもの判断できる。さらに、軸部の角柱に「武州江都通本白銀町三丁目大仏師万屋半兵衛天明年間ノ作」と墨書があり、江戸日本橋白銀町の仏師である万半兵衛による製作とわかる。屋根に乗る鳳凰から下台までの全高は約184センチメートル、正面幅は屋根蕨手間で約170センチメートル、下台で約122センチメートルを測り、現在も使用されているが保存状態は良好である。