ご飯の食べ残しや使い切れなかった食材は『食品ロス』と言われ、全国で年間612万トン出ていると推計(平成29年度)されています。
このうち、およそ半分にあたる284万トンが家庭からの食品ロスと推計されています。
二本松市では食品ロスを減らすための運動を展開していきますのでご協力ください。
食品ロスダイアリーをつけてみましょう
NPO法人ごみじゃぱんが、環境省の政策研究事業で、食品ロスダイアリーアプリを開発しました。このアプリは、どんな食品をどのくらい食品ロスとして捨てたのかを、スマートフォン等で簡単に記録できるウェブアプリです。これまでの調査で、食品ロスダイアリーをつけることにより、家庭からの食品ロスが減る傾向があることがわかっています。
食品ロスダイアリーアプリチラシ [PDF形式/985.38KB]
無料で登録できて、名前や住所等の入力は不要ですので、ぜひご活用ください。
家庭からの食品ロスを減らすための「3キリ運動」
「3キリ運動」とは、「使いキリ」、「食べキリ」、「水キリ」のことです。
使いキリ
買い物前に冷蔵庫の中身をチェックし、買い物メモを作ってから出かけると、不要な買い物を控えることができます。
また、野菜などを切る時、できるだけ捨てる部分を少なくする工夫も大切です。
食べキリ
料理は食べる分量を把握して作りすぎないようにしましょう。作った料理はできるだけ残さず美味しく食べるようにし、残ったものは少しアレンジして違う料理にすると食べきることができます。
また、外食時には、「ごはん少なめ」などというように、注文時にあらかじめ食べきれる量を店員に伝えるなど、提供された料理は食べきるようにしましょう。
水キリ
生ゴミの重さのうち、約8割は水分となっています。きちんと水分を切ってごみ出しをすることで、ごみの重量が減らせるだけでなく、生ゴミ特有のにおいが軽減されたり、生ゴミを燃やす際のエネルギーの節約にもつながります。
飲食店からの食品ロスを減らすための「30・10運動」
「30・10運動」とは、宴会時や会食時の食べ残しを減らすため、「乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しむ。」
そして、「お開き前10分間は自分の席に戻り、再度料理を楽しむ。」ことにより、おいしく食べきる運動です。
宴会の幹事さんから、30・10運動のアナウンスを行うなどして、おいしい食べきり運動により食品ロス削減のご協力をお願いします。
幹事さんのアナウンスの例
- 「おいしい料理なので、残さないように開始後30分間、終了前10分間は自席で料理を楽しみましょう!」
- 「食べ残しを出さないように開始後30分間、終了前10分間は自席で料理を楽しむ『30・10運動』に協力をお願いします。」
完食による食べ残しの削減が目的ですが、食べすぎに注意しながらみんなで取り組みをしていきましょう!
なお、二本松市は3R運動(Reduce:ごみの排出を抑制する、Reuse:再利用する、Recycle:分別して再び資源として利用する)の推進と食品ロスを減らすことを目的とした自治体間のネットワークである「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」に加入しています。
関連サイト(外部リンク)
- 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会
- 【ろすのん】容器で減らそう!食品ロス削減!!(農林水産省作成・掲載)
- NPO法人ごみじゃぱん