※会見の内容は動画でもご覧いただけます。
会見内容
1.二本松の秋祭りについて
10月神無月。いよいよ、城下町「二本松」が1年で最も熱くなる季節がやって参ります。二本松市を代表する秋祭りについて、ご紹介いたします。はじめに、「二本松神社例大祭二本松の提灯祭り」は、10月5日(土)から10月7日(月)までの3日間開催されます。
提灯祭りの1番の見どころは初日の宵祭りで、300個余りの提灯を付けた太鼓台が7台全て揃い、秋の夜空を照らしながら、情緒豊かな祭囃子(まつりばやし)に合わせ市内を練り歩くさまは、まさに壮観であります。
360年余りの歴史と伝統を誇る「二本松の提灯祭り」をぜひご覧ください
次に、「塩松(しおまつ)神社(じんじゃ)秋季例(しゅうきれい)大祭(たいさい)小浜の紋付祭り」は、10月12日(土)と10月13日(日)の2日間開催されます。
この祭りは、若連が紋付(もんつき)羽織(はおり)袴(はかま)の正装をすることから「紋付(もんつき)祭り」と言われています。祭りの見どころは、13日本祭りに行われる天孫(てんそん)降臨(こうりん)を模した御神輿(おみこし)渡御(とぎょ)神事(しんじ)で4台の太鼓台が露払いとなり、荘厳な行列囃子(ぎょうれつばやし)を奏でながら御神輿を先導し、町内を練り歩きます。
最後に、「諏訪神社例大祭 針道のあばれ山車」は、10月11日(金)から10月13日(日)までの3日間開催されます。
祭りの見どころは、13日の午後に針道(はりみち)字(あざ)町(まち)地内で行われる山車のぶつかり合いです。若連が1ヶ月以上費やして製作した特色ある大型人形を飾り付けた7台の山車が、太鼓の音が鳴り響く中、激しくぶつかり合います。
二本松市といたしましては、「二本松の秋祭り」が、事故無く、明るく、盛大に開催できますよう、支援して参りますので、皆様のお出でを心からお待ちしております。
2.第68回二本松の菊人形の開催について
第68回「二本松の菊人形」は、10月10日から11月20日までの42日間、霞ヶ城公園で開催いたします。
今年のテーマは、「紫式部」とし、紫式部の生涯や源氏物語など華やかな平安絵巻の場面を菊人形で表現いたします。
また、「福島県菊花品評大会」、「二本松菊花品評大会」をはじめ、「菊のガーデンコーナー」、「動物などの菊飾り(トピアリー)」、「霞ヶ城公園紅葉(もみじ)まつり」の開催など、幅広い年齢層に楽しんでいただけるよう、現在、会場づくりに取り組んでいるところであります。
入場料金等は、お配りのパンフレットをご覧いただきたいと存じますが、昨年同様、「二本松の菊人形」と「二本松歴史館」の2つを見ることができるお得な「ダブルチケット」も販売いたします。また、開催期間中、何度でも入場できる、お得な「シーズンパスポート」も販売しております。
日を追うごとに色づきを深める霞ヶ城公園の紅葉と菊のコントラストは美しく、丹精込めて育て上げた千輪咲をはじめとする自慢の菊花も見ごたえがありますので、皆様、ぜひ「秋の二本松」へお出でください。
3.第46回二本松物産展の開催について
二本松物産協会が主催する「第46回二本松物産展」が、本年も「二本松の菊人形」の開催に併せて、二本松市歴史観光施設「にほんまつ城報館」2階多目的ホールを会場に開催されます。
期間は、10月10日から11月20日の42日間で、午前9時から午後4時30分までの販売となります。
この物産展は、全国新酒鑑評会を始め国内外で数々の賞を受賞している市内4つの蔵元からの清酒や、地元農家の方々が造られたワイン、手作り和菓子、伝統の二本松箪笥など、色とりどりの名産品が揃い、展示販売いたしますので、この機会に是非ご来場され、お楽しみいただきたいと思います。
4.霞ヶ城公園「秋のライトアップ」について
霞ヶ城公園「秋のライトアップ」についてであります。
今年も、「二本松の菊人形」に合わせて、霞ヶ城公園の日本庭園ゾーンにおいて、秋のライトアップを実施いたします。
期間は、10月5日(土)より11月24日(日)までの毎日、午後4時30分から午後9時まで無料でご鑑賞いただけます。
場所は、菊人形会場である三ノ丸広場の西側で、日本庭園ゾーンであります「本町(ほんちょう)谷(だに)御庭(おにわ)」で実施いたします。本町谷御庭では、ライトアップにより照らされた鮮やかな紅葉が、瑠璃池や霞池の水面に映し出される景色を是非ご堪能頂きたいと思います。
5.二本松歴史館 特別企画展「今年で360年!二本松の提灯祭り」の開催について
二本松歴史館では、9月28日(土)から11月24日(日)まで、特別企画展として「今年で360年!二本松の提灯祭り」を開催いたします。
福島県重要無形民俗文化財に指定されております「二本松の提灯祭り」の起源は、寛文4年(1664年)に町内の神社の祭りに神輿や踊り屋台を出したのが始まりとされております。今回の特別企画展では、「二本松の提灯祭り」がどのようにして始まり、今日までどのようにして受け継がれてきたかなど、知っているようで知らない「二本松の提灯祭り」のあれこれについて紹介しています。
お祭り前に、お祭りに合わせて、お祭りの後に、実際のお祭りも堪能いただきながら、ぜひこの機会にこの特別企画展をご覧になっていただき、「二本松の提灯祭り」について、より理解を深めていただきたいと考えております。
6.大山忠作美術館開館15周年記念特別企画展「大山忠作襖絵展」の開催について
大山忠作美術館では、開館15周年を記念いたしまして、特別企画展「大山忠作襖絵展」を10月1日(火)から11月17日(日)まで開催いたします。
大山画伯が約2年の歳月をかけて完成させた、成田山新勝寺に納められております襖絵『日月春秋』全28面が一堂に展示されます。
日輪・月輪・瀧桜・楓で構成される襖絵は、絢爛豪華でありながら、大山画伯がこよなく愛した「ふるさと」の雄大な景観などが荘厳に描かれております。ぜひこの機会に多くの皆様に大山画伯の大作をご覧いただき、大山画伯の襖絵に対する凛々たる思いを感じていただきたいと思います。
- 特別企画展「大山忠作襖絵展」
7.高村智恵子レモン祭の開催について
智恵子の生家・記念館では、秋季自主事業として、10月3日(木)から11月17日(日)まで、「レモン祭」として、5つの催しを開催いたします。まず、1つ目の催しですが、通常非公開であります智恵子の生家の2階を10月5日から11月4日までの土、日、祝日に特別公開いたします。
2つ目の催しとしては、智恵子の貴重な紙絵の実物を10月3日から20日まで展示いたします。3つ目の催しとしては、「夢を描くひと~高村智恵子」と題した紙芝居を、10月14日午前10時30分から、智恵子の生家において、智恵子のまち夢くらぶとの共催により上演いたします。智恵子の研究者で、画家、作家でもある坂本富江さんにより読み聞かせが行われます。
次に、4つ目の催しですが、「蘇る智恵子シーズン2~生家のライトアップ~」を、10月3日から智恵子さんの命日であります10月5日までの、午後5時から午後8時まで実施します。ライトアップの時間帯は、各日とも生家を無料開放いたします。また、11月5日から17日の開館時間内には、生家内でのライトアップも行いますので、こちらも合わせてお楽しみください。
次に、5つ目の催しですが、「生家の未(ま)だ見ぬ見処(みどころ)クイズ」を、レモン祭の会期中、実施します。クイズに正解された方へは粗品を差し上げます。普段とは違った目線で生家をご覧いただけるものと考えておりますので、楽しみながらチャレンジしてみてください。
10月5日は、高村智恵子さんの命日です。ぜひこの機会に、智恵子が愛した生家で、ゆったりとした時を感じながら、智恵子への思いを馳せ、お楽しみいただきたいと思います。