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大般若経六百巻(だいはんにゃきょうろっぴゃくかん)

大般若経六百巻

種別

典籍(市指定)

指定年月日

平成6年3月28日

所在地

二本松市戸沢字細田10

所有者   

愛蔵寺                                    

概要

この大般若経六百巻は、禅宗のひとつ黄檗宗(おうばくしゅう)の僧鐵眼によって延宝年間(1673~1681)に翻刻された経本(きょうほん)であり、寄進者は村田甫忠である。村田甫忠(宝暦2年・1752~文政9年・1826)は、戸沢字遠上の大槻家に生れ、長じて江戸に上り医学を修め、日向延岡(ひゅうがのべおか)藩江戸屋敷の侍医となった。60余歳となって帰郷するにあたり、江戸にあって親交のあった各藩の藩士・文人・江戸商人、さらには戸沢近郷の人々に請うて大般若経を揃え、先祖菩提のため文政元年(1818)に寄進した。なお、巻末に「大般若経第六百終巻沙門鐵眼募刻延宝己未年季夏月檗山」とある。延宝己未年は、延宝7年(1679)である。

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  • 【更新日】2024年2月7日
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