種別
史跡(市指定)
指定年月日
平成15年2月1日
所在地
二本松市太田字五福田48-1
所有者
正木 藤男
概要
高さ119センチメートル、幅37センチメートル、奥行32.5センチメートル、宝暦4年(1754)に建立された義民正木善右衛門の供養碑である。供養塔は、太田の早坂と五福田にそれぞれ所在する。早坂は一揆の出発点とされ、五福田は帰村して没した所と伝えるが、善右衛門は藩処刑場の供中川原で獄門になっていることから、追放となった近親者が諸国流浪ののち帰村して建立したのが、誤り伝えられたのであろう。供養塔には「三十三所供養塔」とのみ刻されているのは、当時の社会情勢から名前を明確に記すことが出来かねる事情であったと容易に推察されるが、正木善右衛門の供養塔に他ならない。