日本酒の新酒を全国規模で鑑評する、全国新酒鑑評会2018において、福島県産の日本酒は金賞受賞銘柄数で全国初の6年連続第1位となり、通算で8度目の日本一となりました。二本松市では2つの蔵元が金賞を受賞しました。
二本松市には4つの蔵元があり、その全てが全国新酒鑑評会だけでなく、国内外で数々の賞を受賞しています。
今回は、各蔵元にインタビューを行い、お薦めの日本酒を紹介していただきました。お召し上がりになる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
【インタビュー内容】
- 今回紹介する日本酒の特徴、どのように造られるのか
- お薦めの飲み方
- 一緒に合わせる食べ物
- 保管方法で気を付けること
- これまでに日本酒を飲む機会がなかった人へ
奥の松酒造株式会社 「十八代伊兵衛」
1つ1つの工程を大事に「入口から出口までしっかり」と酒造りを行っている奥の松酒造。近年は蜂蜜を使用した「ハニール」など、新商品開発にも力を入れています。今回ご紹介するのは「十八代伊兵衛」です。
- 山田錦を40%精米し、低温発酵している。香り高く、味がふくらむ。
- 冷やして飲むと良い。ワイングラスなどで香りを楽しめる。
- 食前酒のため、お酒を単独で味わってほしい。
- 冷暗所で、できるだけ酸化を防いで保管。冷蔵庫で保管すれば1年ほど日持ちする。
- 純米酒や、本醸造酒。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の日本酒部門で受賞した「あだたら吟醸」もお薦め。
大七酒造株式会社 「箕輪門」
原料米の潜在力を最大限に引き出すために大七酒造株式会社が開発したのが、超扁平(へんぺい)精米技術。原料である米を丸く小さく削るのではなく、米を均一な厚さで扁平に削ります。今回ご紹介するのは、最初にこの技術で造られた「箕輪門」です。

- 米を均一に削ることができる超扁平精米を初めて取り入れたのが箕輪門。
生酛造り(きもとづくり)の伝統製法に扁平精米の技術を取り入れた。 - 12~13度に冷やして大振りのグラスに半分以下で注ぐと、空間の香りを楽しむことができる。
- ホタテ、甘えび、うに、いくら、鴨、チキン、チーズ。
- 冷蔵庫での保管が良い。新聞紙に包んで冷蔵庫へ入れ、熟成させても良い。
- 「雪しぼり」というスパークリングにごり酒は、数少ない新酒で出す酒で、飲みやすい。
人気酒造株式会社 「ゴールド人気 純米大吟醸」
年間を通して酒造りを行い、酸化を防ぐため瓶での貯蔵、殺菌は一度だけしか行わないなど、いつでも「しぼりたて」にこだわる人気酒造。今回ご紹介するのは「ゴールド人気 純米大吟醸」です。
- 年間を通して酒造りを行い、いつでもしぼりたてを味わえる。
すべて瓶貯蔵のため酸化を抑制し、殺菌も1回(通常は2回)だけ。 - 白ワインと同じように、冷やしてグラスで飲むと良い。
- あっさりとした軽めの食べ物。 白身の魚や野菜の天ぷら。
- 鮮度の高さが特徴のため、熟成させないですぐに召し上がっていただきたい。
- 「瓶内発酵 スパークリング純米吟醸」など日本酒とは思えない低アルコール酒が新しくお薦め。
株式会社檜物屋酒造店 「千功成 金瓢(せんこうなり きんぴょう)」
地元の原料にこだわり、槽(ふね)しぼりなど、昔ながらの製法を受け継ぐ檜物屋酒造店。主に安達管内でしか販売しておらず、地元でしかお目にかかれません。今回ご紹介するのは「千功成 金瓢」です。

- 地元の米を使用して酒造りをしている。甘口なのが特徴。
- 冷・熱燗など何でも。
- 濃い目の味付けの料理に合う。いかにんじんにぴったり。
- 冷暗所に保管。2~3カ月で飲み切って欲しい。
- 「清酒黒塚」などが飲みやすくお薦め。
店舗情報
奥の松酒造株式会社
二本松市長命69番地
電話0243-22-2153
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大七酒造株式会社
二本松市竹田1-66
電話0243-23-0007
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人気酒造株式会社
二本松市山田470番地
電話0243-23-2091
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株式会社檜物屋酒造店
二本松市松岡173
電話0243-23-0164
株式会社檜物屋酒造店のページ(外部サイト)
二本松市の清酒・果実酒の紹介ページ
にほんまつマルシェアーカイブ
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