二本松市では農業が盛んで、野菜がたくさん栽培されています。中でも、キュウリの栽培が盛んです。今回は、今の時期に欠かせないキュウリをご紹介します。

▲キュウリを収穫する鈴木さん

今回取材にご協力いただいたのは、市内大沢で農業を営む鈴木いち子さん。
露地では1,300本のキュウリの苗畑が2カ所、計2,600本の苗を栽培しており、ハウスでの栽培も行っています。1年を通して収穫が行えるよう、植える時期をずらしたり、ハウスで栽培するなどの工夫をしています。

夏は毎日、午前4時半と午後3時半からの1日2回、2～3時間ほどかけて夫婦で収穫を行います。朝は籠8つ分、夕方は籠4～5つ分ものキュウリが収穫されます。

キュウリの栽培は決して簡単なものではありません。日々の努力と工夫により生産性の向上に努めています。
収穫のタイミングの見極めが難しく、タイミングを逃してしまうと、わずか半日の間に育ちすぎてしまったり、少し傷がついてしまうと商品にならず、漬物などの加工品用となったりします。

▲キュウリの花

▲収穫されたキュウリなど

取材に伺った日も、午後3時半から約1時間半で籠4つ分のキュウリを収穫しましたが、これでも少ない方だそうです。

また、鈴木さんの畑で収穫されたキュウリは、市内の学校給食にも使用されています。「子どもたちがおいしく食べてくれるならうれしい」と鈴木さんは話していました。

暑い夏には欠かせないキュウリ。農家さんの日々の努力により、私たちはおいしいキュウリを食べることができるのです。

にほんまつマルシェアーカイブ

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