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にほんまつの「農業」(広報にほんまつ2019年11月号連動企画)

広報にほんまつ201911月号の特集は、「にほんまつの農業」。
農業を生業(なりわい)として、力強く二本松・福島の農業をけん引する「The Great Farmers」(偉大な農業者たち)をご紹介します。 

極上の「りんご」を

りんご農家2

齋藤政廣さん、政貴さん親子は阿武隈高地の羽山の麓で極上のりんごを栽培する農家です。

一面に広がるりんご畑は標高500mで、昼と夜の寒暖差10℃以上という環境が蜜入りの良いりんごにつながっています。16種類、約3,750本の木を育てます。

政廣さんは「りんごは味本位の世界。小売り優先なのは、消費者の皆さんの声を直接聞くことができるから。」「農業は科学。科学的な分析に従って、それを実践する。枝の伸ばし方、効率的な光合成、土壌検査による管理などによって健康な木を育てれば、美味しい実を付ける。」と教えてくれました。

「りんご農家の『てっぺん』は、消費者に本当においしいと喜んでいただけるりんごを生産できることだと思う。『てっぺん』を目指し、頑張っていきたい。」

 りんご農家1 りんご農家3

 

全国に誇る二本松の「きゅうり」

きゅうり農家3

二本松市内のきゅうりの生産量は県内有数です。

塩沢地区のきゅうり農家斎藤慎也さんは、1町歩を超える面積で、年間約65トンのきゅうりを育てています。

「品種は『福富』。春先の土づくりから始まり、的確な消毒と水やりを徹底して、最高の状態で収穫する。安定した農業経営には、高品質なものを大量に出荷することが重要。」と斎藤さんは話します。

齋藤さんが農業に本格的に取り組んだきっかけは父の死。「多くの方々から指導を受け、ここまで来ることができた。夏場の収穫時期は体力勝負。休みは無いが、手塩にかけて育てたきゅうりをたくさんの方に食べていただきたい。この辺りで作るきゅうりはみんなおいしいですよ」と笑顔で話されました。

 きゅうり農家1 きゅうり農家2

 

時代をつなぐ「米」作り

米農家3

原瀬地区の高宮佐吉さんは、代々続く米農家です。約12反歩の水田で「コシヒカリ」と「天のつぶ」の栽培、そして昨年からは「里山のつぶ」の作付けも始めました。

佐吉さんが米作りを継いだ時、水田の面積は3町歩でしたが、妻の由美子さんと二人三脚で努力を重ね、規模を拡大してきました。

より良い米作りのため、経験を生かして毎年稲作技術の向上に努めています。収量は900俵(54トン)を超えます。「手間をかけてやることが何より大切。特に水の管理に気を配って稲穂に必要な酸素を与え、新しい根を張らせている。」と話します。さらに大型の機械を扱うため一歩間違えば大事故につながるため、服装に気を配るなど安全管理も徹底しています。

「農業はキツイ事もあるが、自分で収穫するのは最高の喜び。今が人生で一番充実している。」と、由美子さんと一緒に笑顔で話してくれました。

米農家1 米農家2

 

真夏の宝石「チェリートマト」

トマト農家1

杉田地区の農家・菅原弘幸さんは、稲作のかたわら、2反歩を超える面積のハウスでチェリートマトを栽培しています。栽培している品種「キャロルテン」は、大きくはなりませんが、多くの実がなり、甘みのある品種です。

「温度管理と水やりには非常に気を遣う。高温に弱いため30℃を超えると実を落としてしまうので、風通しを良くし、遮光ネットを張って温度を下げている。高品質で、出荷量をいかに多くして収益を上げるのかが経営上重要。」と話します。

弘幸さんは25年ほど前に、一から勉強してビニールハウスでの栽培事業を取り入れました。妻の利代さんと手間を惜しまず育てることで、消費者が選ぶチェリートマトとなっています。

「二本松のチェリートマトはおいしい!ぜひ食べてください」

 トマト農家2 トマト農家3

 

福島県「農業十傑」

畜産農家1

岳東町の上野広行さんは、全国でもトップレベルの和牛飼育技術を持つ畜産農家です。今年、東京都中央卸売市場で開催された第21回全農肉牛枝肉共励会では、和牛去勢の部で最優秀賞(全国第2位)を受賞しました。平成302月には、全国肉用枝肉共励会に出品し、農林水産大臣賞の受賞(全国第1位)にも輝いています。

そして第60回福島県農業賞(農業経営改善部門)では、妻の弘子さんと夫婦で受賞、福島県「農業十傑」の栄冠を手にされました。

良質な枝肉を生産するための条件を「血統、その牛の体形、牛の飼育環境、餌」とし、日々研究を重ね、それを実践されています。上野さんご夫婦の考え方は実にシンプルです。「牛も人間と一緒。愛情を持って接することが一番だと思う。縁あってうちに来たのだから、せめてうちにいる間だけでも子どもと同じように接したい。」

「更なる高みを目指して、今後も努力していきたい。」と、力強く語ってくれました。

 畜産農家3 畜産農家2

 

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  • 【更新日】2019年10月28日
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