市では平成28年度から、新たに事業を営もうとする方が、市内の空き店舗や空き家、空き事務所等に入居する際の改修費および賃借料等に対して、その費用の一部を助成する制度を開始しました。
市内にお店が増えることで、まちに賑わいや活気が増え、二本松がさらに元気になっていきます。
今回はその制度を活用しオープンした『すし伝』をご紹介します。
その道一筋48年。寿司職人の修行を積んだ店主の齋藤正幸さんは、2018年12月に、霞ヶ城公園を望む郭内地内に念願の自分の店『すし伝』を開きました。
二本松市出身の齋藤さんは、15歳から東京で寿司職人として修業を積んでいました。いつか地元で自分の店を持ちたいという思いを持ち続けており、今年ついに、故郷の二本松で夢をかなえました。
自分の店を持ちたい、と商工会議所に相談していたところ、市の空き店舗等活用事業補助を紹介され、後押しとなりました。「この補助金制度がなければ、店を持つことはできなかった」と語ります。
齋藤さんのこだわりは「食材」。新鮮な魚介類は毎朝市場に出向いて直接仕入れており、米も選りすぐりの福島県産米を使用しています。職人の経験と勘で、良い食材をすぐに見分けることができるといいます。
お店の一押しメニューは、ちらし寿司のランチセット(1296円)。
普通のちらし寿司とは違い、お皿の中央に酢飯を置き、その周りに大根のツマに載った刺身が配置されたオシャレな一品で、刺身本来の味を楽しめます。味噌汁、サラダ、デザートが付いてお得なセットです。
「寿司店は敷居が高いイメージがあるかもしれないが、ランチメニューやお子様セットもあるので、気軽に立ち寄ってほしいです」と齋藤さんは話します。
今後の抱負を伺うと、「まずは地元の人に愛される店を目指したい。それから少しずつ、多くの人に知ってもらい足を運んでもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語ってくれました。
店舗情報
すし伝
二本松市郭内三丁目313-5
電話・FAX:0243-24-5950
にほんまつマルシェアーカイブ
過去にご紹介したものについては、にほんまつマルシェのページ(アーカイブ編)をご覧ください。