種別
無形文化財 民俗
指定年月日
昭和51年7月21日
所在地
二本松市原セ諏訪232
所有者(管理団体)
原瀬民俗芸能保存会
概要
諏訪神社の本祭りの8月27日に、神前と神輿渡御に供奉してお旅所で演じられる獅子神楽である。地元では「長獅子」あるいは「小神楽」と呼んでおり、さらに演じるのは俗に向方といっている6つの屋敷の氏子であるところから「向方神楽」ともいっている。
幕末まで二本松藩では御用神楽師をおいていたためか、領内各地に獅子神楽があったが、いずれも廃絶し、現在は原セ地区のみである。
神楽は4曲の舞からなり、他に神楽七芸といわれる余芸も数種ある。道化の所作などは、ユーモラスで大道芸的な傾向が強く、祭礼に付属した庶民の芸能の典型的な例として貴重である。