種別
有形文化財 民俗
指定年月日
昭和55年9月16日
所在地
二本松市西町268
所有者(管理団体)
杉田八幡神社
概要
縦71cm、横98cm。慶応3年(1867年)、奉納者斎藤幸吉の願文が記されている。
作者は大原文林で、絵は文林の自由奔放な技法の妙に欠ける作品であるが、その手馴れた筆さばきには、得意ない心境が躍如としている。
画面一杯に曲がりくねった大木、へし折られ、はじけて割れる幹の弾力性に男の凄さが見られる。また、筋肉の表現、人体の運動のわりには、腕は微力幹の重量感がやや乏しい。しかし、誇張された狩野派の技法であり、完形にまとめたもので、文林が描いた絵馬として貴重である。