種別
古文書(市指定)
指定年月日
平成30年6月29日
所在地
二本松市郭内三丁目303番地の5
所有者
丹羽 長聰
概要
戦国大名、および古渡・棚倉・白河・二本松藩主であった丹羽家に伝来した文書である。主なものとしては、豊臣秀吉朱印状3通、浅井畷の戦いで前田利長と交わした起請文2通、大阪夏の陣における丹羽家諸士の戦功書上35通、さらに丹羽家中興の祖である長秀以来、長重、光重、長次、長之、秀延、高寛、高庸、長貴、長祥まで10代の年譜と年譜付録として1代2冊の計20冊がある。また、大名に対する安堵状として、寛永20年(1643)10万700石二本松藩誕生に伴う領知目録、以下寛文4年(1664)徳川家綱から安政7年(1860)家茂まで10代にわたる領知状と領知目録が揃っていることは特筆できよう。戊辰戦争の戦火による焼失やその後の散逸などがあり数量としては決して多くないが、丹羽家興亡の記録として貴重な史料である。