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扁額「敬学」及び敬学館教科書

扁額「敬学」敬学館教科書

種別

有形文化財 歴史資料

指定年月日

平成21年6月1日

所在地

二本松市本町1-102

所有者(管理団体)

二本松市教育委員会
(二本松市歴史資料館・二本松市立二本松図書館保管)

概要

縦51.2cm、横89.8cmの紙本に「敬學」と墨書された、縦69.4cm、横118.4cmの扁額である。墨の剥落や薄れが顕著であるが、左端の落款から二本松藩校敬学館創設時の9代二本松藩主丹羽長富による揮毫であることがわかり、敬学館に掲額されていたと推定できる。
裏面には、「藩學校敬學館ノ扁額ニシテ長富公ノ筆ナリ 寄附者日野正修」と墨書されている。寄付した人物や年代などについては不詳であるが、当扁額は以前から二本松南小学校にあったものを、保存のため二本松市歴史資料館に移管された。
現存の額装は寄付者によってなされたものと思われるが、当初の体裁は不明である。
また、「敬學舘圖書章」の蔵書印が押印されている合計1,474冊の教科書が残されている。敬学館は、それまでの藩立学校である文学校7校、兵学校1校、武術校13校、合計21校の共同学習機能を備えた文武学館として、文化14年(1817年)に創設された。
ここで用いられた教科書には、各儒家で多少の差異はあるが、基礎的なものとして三字経・孝経・四書五経、上級なものとして左伝・孔子家語・荀子・韓非子などであった。また任意選択の教科書としては、八大家文章・歴史綱鑑補・資治通鑑の類であったという。
当扁額及び教科書は、歴史的資料として価値が高く、かつ藩政時代の教育を考える上で貴重である。

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  • 【更新日】2017年11月11日
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