台風19号被害対策
台風により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
台風19号による大雨は、国道・県道・市道、河川や文教施設、上下水道、住宅や宅地、田、畑、そして、災害死亡2名など、大きな被害を発生させました。
この大雨により、1級河川である阿武隈川をはじめ、支川の移川・若宮川・口太川・安達太田川・小浜川、普通河川の山桑沢川・笊森川・田代川等において、越水や溢水による橋梁流失・路面洗くつ・宅地崩落・路面崩落・河床や護岸洗くつなどが発生し、また、道路や上下水道等のインフラ・土木施設、農地や農業施設、家屋について、損壊・浸水等、極めて深刻な被害が広範囲で発生しました。
特に、岩代地域の水道施設においては、全ての水源施設が冠水したことで断水となったため、飲み水やトイレ、風呂が利用出来なくなりましたが、市として被災された方への支援や被災地の応急復旧に全力で取り組んでおります。
この深刻な事態に対応するためには、国・県の緊急、重点的な支援が極めて重要となります。
根本匠代議士をはじめ、国土交通大臣や関係大臣、県選出国会議員、内堀県知事など国と県に対して、支援や対応策について、緊急に要望したところであります。
今回の災害で、これまでの経験や備えだけでは通用せず、今までの原形復旧のみの工事では、現在起こりうる自然災害には耐えられないことが如実に表れました。
人命に関わる事態を「想定外」として片付けることはできません。
命を守る対策を最優先に取り組み、早期の復旧・復興、被災者の不安解消、住民の安全・安心の実現に向けて、万全の対策を国・県と連携して実施します。
市民の命と暮らしを守り、災害からの復旧・復興に全力を尽くしてまいります。
二本松市長 三保 恵一