二十歳へのメッセージ
二十歳を迎えられた皆さん、おめでとうございます。
皆さんの新たな門出を心よりお祝い申し上げます。ご家族や周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、他者を思いやる心を大切にしてください。
さて、谷川俊太郎さんの詩「成人の日」では、「成人とは人に成ること」とうたわれています。
「でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
いまあるものを組み直しつくりかえる
自分の意思と力で困難を乗り越え、人生を切り開いてほしい」
わたしたち一人一人が、日々、自分の意思と力で困難を乗り越え、人生を切り拓いていくことこそが、真に「人に成る」ということなのかもしれません。
人生の課題は「いかに生きるか」という問いであります。人生には困難と思える出来事がつきものです。けれども、その困難に思える出来事が自分を成長させてくれます。
皆さんには、夢と希望に満ちた大きな未来が、力が、エネルギーがあります。若さは、それだけで財産なのです。
たった一度しかない自分の人生を、夢に向かって高い志を掲げ、歩んで欲しいと思っております。
皆さんがこれから先の未来を切り拓き、二本松市の更なる発展の原動力となられることを熱望し、その未来が、太陽のように輝き、健康で「しあわせ」にあふれることを心から願っております。
本年は、二本松市も誕生から20周年を迎える記念の年です。先人たちの歩みを受け継ぎ、夢と希望にあふれ、さらなる飛躍に繋がる新しい時代を共に創造していきましょう。
二本松市長 三保 恵一