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市長からの手紙(令和2年8月)

「歴史まちづくり」より魅力あるまちへ

国史跡二本松城跡は、日本百名城の一つであり、歴史・文化の風薫る二本松のシンボルであり、市民の誇りであります。城内三ノ丸には、かつて 「三ノ丸御殿」があり、幕末まで政務が執り行われておりましたが、慶応4年戊辰戦争二本松の戦いで落城焼失しました。

その後、市では昭和57年に箕輪門の復元、平成5年には二本松城石垣修築を進めるなど、これまで30次にわたって発掘調査を行ってきました。

現在は三ノ丸御殿の復元に向けて資料の調査を進めるとともに多角的検証も行いながら、実現に向けて取り組んでおります。

このような中、今年4月17日、文化庁において『史跡等における歴史的建造物の復元等に関する基準』が決定され、その中で「歴史的建造物の復元的整備(※)」の定義により、二本松城三ノ丸御殿の復元は大きく前進いたしました。

先般開催しました二本松市総合教育会議では、教育委員の皆さまから、「三ノ丸御殿の復元は教育面でも意義がある。歴史的建造物があることは観光、子どもたちの誇り。ぜひ、復元を進めて頂きたい。」等のご意見をいただきました。

二本松城は本市の歴史・文化・伝統を継承する『象徴』であり、全国へ情報発信する『源』。その復元は文化遺産の価値を育むとともに、永く後世に引き継ぐべき新たな文化資産の創造を図るものであり、二本松市の豊かな文化とその遺産を世界に広め、ひいては都市の品格を高めるものであります。

「地方創生」が叫ばれる今、地域にある歴史や自然、そこから生まれる風土や文化、引き継がれる伝統を皆で再認識し磨き上げることは、日本の長い歴史軸のなかで令和という時代の「新しい文化」であると思います。

わが先哲が築きあげた光輝ある歴史的遺産を受け継ぎ未来へつなげる。二本松のシンボルであり誇りでもある二本松城三ノ丸御殿の復元は、二本松のオンリーワンの資源や宝として永遠に不滅の光彩を放つことでありましょう。

市民の皆さまの期待に応えられるよう、一歩一歩着実な取り組みを進めてまいります。

※ 「復元的整備」…往事の歴史的建造物の規模、材料、内部、外部の意匠・構造等の一部について、学術的な調査を尽くしても史資料が十分に揃わない場合には、多角的な検証によって再現し、史跡全体の保存活用を推進する行為

 

二本松市長 三保 恵一

 

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  • 【更新日】2020年8月1日
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