「第68回二本松の菊人形」「大山忠作襖絵展」
秋を彩る菊の祭典「第68回二本松の菊人形」は、11月20日まで「紫式部」をテーマに開催しております。
きらびやかな平安貴族の世界を、自らの才能と努力で懸命に生きぬいた女性の一生と、世界最古の女性文学といわれ千年の時を超えるベストセラーである「源氏物語」など、華やかな平安絵巻の場面を豪華絢爛に菊人形で再現いたします。
伝統の技で丹精込めて作り上げられた菊花と菊人形、日を追うごとに色づきを深める風光明媚な霞ヶ城公園の紅葉をお楽しみください。
菊人形開催にあわせ、にほんまつ城報館では「二本松物産展」が開催されております。本市の誇る酒やお菓子、二本松家具など一堂に展示・販売しております。また、友好都市であります駒ヶ根市より、市政施行70周年を記念して、繭玉3800個を菊の花のように装飾した菊人形をいただき、城報館のお祭り広場に展示しております。
市民交流センターでは、大山忠作美術館開館15周年記念特別企画展として「大山忠作襖絵展」を開催しております。
大山画伯が2年の歳月をかけて、終生の画業として精魂を込めて完成させた、成田山新勝寺に納められております襖絵『日月春秋』全28面が、大山忠作美術館にて一堂に展示されております。
7枚の両面に描かれた「日」と「月」は空間を広く残し、極限まで描かず、そぎ落とした表現としており、「瀧桜」と「楓」は幹を中心に、花びらや葉を一枚一枚の細部まで丁寧に描いております。
「日」「月」「瀧桜」「楓」で構成される襖絵は、絢爛豪華であり、大山画伯がこよなく愛した「ふるさと」の雄大な景観などが描かれ、観賞する方々の心を深く魅了します。
菊人形や物産展、襖絵展に足を運び、本市の魅力を存分に感じていただき、皆様が笑顔と活気に満ち溢れることを心より願っております。
二本松市長 三保 恵一