年頭のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、コロナ禍以前の日常がようやく戻ってまいりました。安達太良山の山開きでは、すべての山頂イベントが4年ぶりに実施されたほか、「二本松の提灯祭り」をはじめ、「小浜の紋付祭り」や「針道のあばれ山車」「木幡の幡祭り」などの地域の祭礼、そ
して「二本松の菊人形」には、県内外から多くの皆様においでいただきました。
本年4月には、多目的運動広場「二本松市グリーンフィールド」がオープンいたします。人工芝のコートが整備された施設で、
サッカーをはじめスポーツなどで多くの方にご利用いただけるものと期待しております。
さて、市政運営におきましては、「二本松市総合計画」の4年目となります。
「市民が主役。」「市民とともに。」を基本に、これまでの成果を土台として目指す将来像「笑顔あふれるしあわせのまち二本松」の実現のため、全力で取り組んでまいります。
産業振興では、長命工業団地において4社が操業を開始しており、また、市内の立地企業も工場増設に取り組んでおります。
引き続き、雇用の確保や企業誘致活動などの事業を推進し、新たな産業団地についても検討してまいります。
新しいまちづくりでは、二本松駅南地区整備事業、安達駅西地区整備事業を実施し、各地域の道路整備につきましても、油井福岡地内の工事が完成するなど事業が着々と進んでおります。
少子化・人口減少については、全国的に国の予想をはるかに上回るペースで進んでおり、日本の「静かな危機」として捉えております。
少子化、人口減少対策、そして、子どもの未来は日本の未来。
二本松市は、すべての子どもと「子育てを頑張る人」を本気で応援する「ベビーファースト」宣言をしております。誰もが安心して結婚・子育て・教育ができるよう、子育て世帯の経済的負担の軽減に取り組みながら「安全安心に子どもを産み育てることができる地域づくり」に行政、市民、企業・事業所の皆様と一丸となって取り組んでまいります。
市民所得の向上、市民総生産を拡大させ、そして、イノベーションを興し、力強く二本松市を成長させるとともに、
市民の命と暮らしを守り、子どもからお年寄りまで、生きがいと幸せを実感しながら
「生まれ」「育って」「住んで」本当に良かったと思える二本松を実現し、未来に向かって
持続可能な自立した二本松を市民の皆様とともに築いてまいります。
この一年が平和で、市民の皆様にとりまして健康でしあわせの多い良い年となりますように
心よりお祈り申し上げます。
二本松市長 三保 恵一