年頭のごあいさつ
新年おめでとうございます。
希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆さまには、日頃から市政に温かいご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は平成から令和へと新しい時代が始まり、その幕開けにふさわしく、多くの市民の皆さまが文化や芸術、そしてスポーツなど、様々な分野で目覚ましい活躍をされました。殊に二本松第一中学校合唱部の「全日本合唱コンクール」での金賞受賞は、市民にとっての明るい希望の光となりました。
市内が桜色に染まる春。全国各地より多くの皆さまをお迎えしての「全国さくらシンポジウム㏌二本松」は成功裏に終了し、「日本一の桜の郷 にほんまつ」を大いに広めることができました。
国際交流事業においては、米国ハノーバー町との友好都市締結20周年を迎え、相互に公式訪問団の派遣と記念行事を行い、さらにはタイ王国へも公式訪問団を派遣し、国立カオキオ動物園と観光PRなどの連携協定を締結し、今後、市民レベルでの友好を深めるとともに、インバウンド推進の面でも大いに期待されるところであります。
一方、自然災害の恐ろしさを改めて思い知る年でもありました。台風襲来により河川の氾濫や土砂崩れが発生し、交通網の遮断、断水、家屋の倒壊や農地浸食など甚大な被害が発生しました。市は災害復旧事業などに全力で取り組み、市民の皆さまの生活の再建、安全・安心の確保に向け、対策を講じてまいります。
さて、今年は記念すべき東京オリンピック・パラリンピック開催の年です。カヌー競技には宮田悠佑選手(東和中・安達高卒)が出場内定し、青木瑞樹選手(二本松一中卒・安達高校)も昨年インターハイで優勝するなど、今後の活躍が大いに期待されます。市は「復興ありがとうホストタウン」としてクウェート王国の受け入れを決定しており、スポーツ・文化を通じ、市民レベルでの交流を深めてまいります。
本市の市政推進の理念として、「子どもは市の宝、若者は市の未来、高齢者は市の誇り」を掲げたいと考えております。これを基に力強く二本松市を成長させてまいります。
- 子どもを産み育てることに夢の持てるまち
- 日本一の「健幸長寿都市・二本松」の実現
- 高齢者・障がい者福祉の充実、福島県特別支援学校の整備
- 教育の充実と人材育成、杉内多目的運動広場(サッカー場)の整備
- 農業の再生と有害鳥獣対策
- 商工業・観光、産業の振興、温泉地観光施設の整備
- 雇用の確保、企業誘致、長命工業団地の整備
- 二本松駅南口広場とまちづくり、杉田駅周辺整備、安達駅西口まちづくりの推進と民間開発によるまちづくりの推進
- 二本松城跡・二本松城文化観光施設の整備、二本松城三の丸御殿復元の推進
- 安全で快適な道路交通ネットワークの整備
「市民が主役。市民とともに。」を基本として「五十年、百年先、次世代を見据えた新しい二本松市づくり」を推し進め、「市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまち」の実現に向けて渾身の力を込めて取り組んでまいります。
「二本松には夢がある。希望がある。明るい未来がある。」
新年が市民の皆さまにとって笑顔が輝き、希望に満ちた健康で「しあわせ」な年となりますよう心からお祈り申し上げます。
二本松市長 三保 恵一