ようこそ、にほんまつ城報館へ
待ちこがれていた桜の季節、4月9日、霞ヶ城公園の麓ににほんまつ城報館がいよいよオープン。多くの皆さまのご理解とご協力をいただき完成の運びとなりました。
感謝を申し上げます。
国史跡二本松城跡は、応永21(1414)年奥州探題畠山氏4代満泰が白旗ヶ峰に築城したのが始まりです。
その後、伊達・蒲生・上杉・松下・加藤氏を経て、寛永20(1643)年、初代藩主・丹羽光重公が10万700石で入封し、以後、幕末まで丹羽氏10代の居城として続きました。
戊辰戦争に際し、西軍との徹底抗戦により慶應4(1868)年7月29日に落城、現在に至り、同一城域で600余年にわたって歴史を積み重ねてきました。
にほんまつ城報館は、こうした二本松の歴史・文化と多彩な観光情報や魅力を発信し、市内周遊への観光拠点となる施設を目指しております。
一階は二本松城や二本松藩の歴史と文化を紹介する展示室や全周囲型サラウンドシアターを駆使し、実際に二本松城跡を歩いているかのような疑似体験ができる設備などを備えた「二本松歴史館」、二階は二本松市の伝統ある提灯祭りや菊人形、そして桜や紅葉、あだたら山、岳温泉など、四季折々の市内の豊かな観光情報や二本松の名産品などの情報を発信する「にほんまつ観光情報館」です。
気軽に立ち寄っていただける休憩ラウンジも設けており、来場者の憩いの場となるように努めていきます。
屋外には、石垣ステージやイベント広場なども設けておりますので、桜祭りや菊人形の開催時期はもとより、年間を通じてイベント開催や仮設店舗の出店などで賑わいを創出いたします。
「温故而知新、可以為師矣」「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以って師と為るべし」
ここで得た情報をもとに、二本松城跡や現代の城下町をめぐっていただきましたら、魅力ある二本松をより楽しんでいただけるものと願っております。
二本松市長 三保 恵一