年頭のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆様には、日頃、市政に温かいご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
私は、「市民が主役。市民とともに。」を基本に、市民の皆様と一丸となって新しい二本松市を発展させていくとの強い思いを持って、「笑顔あふれる しあわせのまち 二本松」の実現に全身全霊で取り組んでまいります。
昨年は、新型コロナウイルス感染症から市民の「命を守る」ことを基本としながら、社会経済活動を止めることなく、「二本松の菊人形」や「二本松の提灯祭り」「小浜の紋付祭り」「針道のあばれ山車」「木幡の幡祭り」などが開催されました。
二本松の歴史や観光の魅力を伝える市の中心的施設である「にほんまつ城報館」もオープンし、交流人口の拡大と観光振興に貢献しております。
産業振興については、分譲を開始した長命工業団地で4社と土地売買契約を締結し、すでに2社が操業を開始しております。
新たなまちづくりとして、安達駅西地区整備事業や二本松駅南地区整備事業、杉田駅周辺整備事業、さらには、民間投資による商業施設整備のほか、道路整備についても、若宮鉄扇町線、北戸沢線、杉田停車場線の完成、油井字福岡地内の工事が進むなど、大型事業が着々と進んだ年でもありました。
市民生活に多大な影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症の感染拡大やロシアの侵攻、円安などに伴うエネルギー価格や原材料価格、物価高騰などに対しても迅速かつ多くの緊急対策事業を進めており、「市民の命」と社会経済活動を守るために引き続きスピード感をもって万全を期してまいります。
今年が3年目となる「二本松市総合計画」において基本目標に掲げた「健康で暮らし続けられるまち」「地域の誇りに満ちた活力あ
るまち」「世代をつないで人を育むまち」「安全で快適な暮らしのあるまち」の実現のため、各施策や事業を効果的に進めてまいり
ます。
特に、少子・高齢化、人口減少対策では、地方創生の推進をはじめ、子ども子育てと福祉・医療・教育の充実を図ります。また、市民の安全で快適な生活を守るため、激甚化する自然災害に備えるための防災減災対策を図り、住宅取得助成や住宅改修助成事業、大卒等定住促進奨励金支給事業など、若者のニーズに合った定住施策を展開し、子育て世帯については、経済的負担の軽減など、長期的展望にたった子ども子育て少子化対策を強力に推進してまいります。
産業振興では、農業担い手の育成と生産基盤の整備などを図るとともに、地域産業と物産の振興、企業誘致をはじめとした多様な就業の場の確保、そして観光振興など、市独自の事業を実施し、イノベーションを興し、市民所得の向上、市内総生産の拡大に取り組みます。
明るく豊かな二本松の未来のために「選択と集中」を基本に「市政改革」を進め、さらなる発展を目指すとともに、SDGs(持続
可能な開発目標)が目指す誰一人取り残さない市政を推進してまいります。
新しい年が本市のさらなる発展と、市民の皆様にとって、健康でしあわせの多い年となるよう心からお祈り申し上げます。
二本松市長 三保 恵一