安達太良の恵み 未来へつなぐ水の宝
近年、地球温暖化等の影響により、極端な高温となるリスクが高まっています。
熱中症は私たちの身近に潜む脅威です。温度や湿度が高い環境で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節できなくなることで発症します。
初期症状は立ちくらみや頭痛、吐き気などですが、重症化するとけいれんや意識喪失を引き起こし、最悪の場合は命を落とすこともあります。
昨年5月から9月の間に、全国で熱中症により救急搬送された人数は9万7578人であり、平成20年の調査開始以降最も多い搬送人数だったそうです。
特に注意が必要なのは、こどもと高齢者です。こどもは大人ほど暑さに強くなく、自分で予防行動をとることが難しいため、周囲の大人が気を配る必要があります。高齢者は体内の水分が不足しがちで、暑さに対する体の調整機能が低下しています。
熱中症予防のためには、暑さに体を慣らし、エアコンや扇風機を適切に使用することが大切です。また、バランスの良い食事で体調を整え、暑い時間帯の外出を避け、のどが渇いていなくてもこまめな水分補給を心がけましょう。
気象庁から「熱中症警戒アラート」が発表された際は「過去に例のない広域的な危険な暑さ」として警戒が必要です。
市内公共施設の一部を涼み処(クーリングシェルター)として開放しておりますので、お気軽にご利用ください。
熱中症は予防が何より大切です。
市民の皆さん一人ひとりが適切な対策を講じ、ご自身と周りの方々の命を守りましょう。
二本松市長 三保 恵一